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税務調査に備える

相続財産が3億円を超えるケースは、ほとんど調査の対象です。

申告漏れの相続財産の中身は、現金・預貯金が37%とトップです。

税務調査の調査方法

【 税務調査当日 】

午前10時に約2名の調査官が家に来訪。調査期間は原則1日です。

【 世間話で情報収集 】

亡くなられた人、遺産を相続する人の仕事や収入、趣味、交友関係などを聞きます。
高価な美術品やゴルフ会員権、お金の貸し借り関係などをそれとなく調べるのが目的です。

【 室内の観察 】

銀行、証券会社、保険会社のメモ帳、カレンダー、ティッシュなどから
取引先を割り出そうとします。

【 相続人の氏名・職業・筆跡の確認 】

相続人代表の人に共同相続人の氏名や職業などを税務署の便箋に記載してもらいます。

相続人で被相続人の財産管理をしていたと思える相続人の筆跡をとっておき、被相続人の預金等の入出金伝票や重要取引の書類の筆跡突合などに役立てます。

また、相続人の職業なども確認しておくことで被相続人の交友関係と区分して判定する資料にしたりします。

【 香典帳等の確認 】

香典帳、芳名録、年賀状、電話帳、日記帳その他メモ類があればそれらを確認します。 申告されていない財産がないかどうかたくさんの資料から確認します。

郵便貯金等の申告がないのに、電話帳に郵便局の電話番号と担当者名が記載されていたりすると申告漏れではないか確認します。 年賀状なども申告漏れの金融機関をチェックする資料となります。

【 重要書類等の保管場所の確認 】

不動産の権利書・預金通帳・印鑑その他重要書類等の保管場所を確認し、それが金庫の中に保管されている場合には、その場所に調査官も同行し、 相続人に金庫を開けさせて中を調べます。 金庫の中には財産に関するメモなど調査に欠かせない資料が多く残っていたりします。

調査官が勝手に金庫の中をかき回したりはしませんが、相続人に任意に提示するよう粘り強く説得します。 そのため、日頃から金庫の中など重要書類の保管場所には無用な誤解を避けるために、メモや計算書類などはきちんと整理しておくことが賢い対応といえます。

【 印鑑の印影の確認 】

印鑑は税務署の便箋にいったん空押しして印影が写るかどうか確認した後に、朱肉をつけてすべての印鑑の印影を便箋にとって帰ります。 印鑑の空押しで印影が写る場合は最近使用したと推定できます。

その後、朱肉をつけてすべての印鑑の印影をとって帰り、名義預金等の判定を行う際の材料となります。 相続人等の印鑑を預かっていたりすると誤解を生じやすいので、事前の整理が大切です。

【 調査終了 】

一部は持ち帰り、税務署で中身を精査したうえで、1~2ヶ月後に結果を連絡また、必要な場合には金融機関などへ再度調査依頼をかけて、必要書類を取り寄せます。

調査結果の通知

実地調査を受けて税務署における内部調査が完了し、特に問題点が見当たらなかった場合には、相続人の代表又は立会税理士に連絡し、調査終了の通知を行います。
通常、この場合の通知は、口頭により行われますが、依頼をすれば、書面にて「是認通知書」を発行してもらえる場合もあります。

【 是認通知書のサンプル 】

一方、調査の結果、税務署において問題点が生じた場合には、後日税務署に赴いて、問題点の指摘を受けることとなります。 これについて、相続人において異論がない場合には、すぐに修正申告書を提出することとなりますし、指摘事項に対する反論材料がある場合には、その証拠となる資料を提出し、 最終的な判断を仰ぐこととなります。

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